炭酸ミスト効果とは
炭酸ミストとは炭酸水を含ませた化粧水を霧吹き状にして肌や髪に吹きかける商品です。
炭酸水には二酸化炭素が多く含まれているため、この二酸化炭素が血液中のヘモグロビンを刺激します。それによって酸素をたくさんお肌に供給させるため、艶ある美肌へと導きます。
私たちの血液中には赤血球があります。この赤血球が肺から酸素を体の隅々へ運んでいるのです。
この時にヘモグロビンというタンパク質が酸素と結びつくことで、肌の組織へたどり着いたヘモグロビンは酸素を放出され、その酸素が多いほど肌は活性化して肌がつるつるになります。
ヘモグロビンは二酸化炭素の量が多いほど、それを回収しようと酸素をたくさん放出し続けます。その結果お肌がつるつるになるのです。
血行が良くなるメカニズム
ご存知の通り、炭酸水は小さな泡がたくさんです。これが「炭酸ガス」であり二酸化炭素です。炭酸ガスは小さな分子ですので、ヘッドスパで炭酸水を頭皮につけることで、皮膚から毛細血管に入っていくため、毛細血管の中では、入ってきた炭酸ガスを毒とみなして排出する働きが起こり、血管が広がり血液の循環が活発になります。それが「血行が良くなる」という現象です。
温泉に行かれたとき「二酸化炭素泉」を見かけたことはありますか?「二酸化炭素泉」というのは「炭酸泉」のこと。このお湯に入ると泡がシュワシュワと身体にくっつきます。
炭酸の濃度が高い水に5分間手をつけると、水道水につけたときの2倍以上の血流になります。
ちなみに、二酸化炭素は、ほぼ皮膚に浸透しないので、炭酸水を使います。
老廃物・汚れの除去
炭酸水は、炭酸の細かい泡で汚れを浮かび上がらせる働きをしています。たんぱく質を吸着する働きもあるのです。
頭皮や肌には皮脂や古い角質や体内から分泌されたものが剥がれないまま付着します。それが過剰になってしまうと、ターンオーバーができなくなりニキビなど肌トラブルになり兼ねません。また、頭皮など分泌された脂質が酸化してしまう事で「過酸化脂質」と言われる害の強い物質に変化してしまい、臭いを引き起こします。
これらの汚れた皮脂や老廃物などはシャンプーでもある程度は落とすことができます。しかし、皮膚や頭皮にくっついてそのまま毛穴にたまります。
炭酸水は無理に剥がすわけでもないため、肌や頭皮を傷つけたり、角質を溶かして汚れを除去するものとは違い、肌や頭皮ダメージを与えずに汚れが取れるため肌トラブルが改善しやすく肌艶が出ます。